15. 処置文(“把”構文)
介詞“把”によって目的語を動詞の前に出し、目的物に処理を加えたり、影響を与えることを表す文を「処置文」あるいは「“把”構文」という。
主語+“把”+目的語+動詞+その他の成分
処置を表す
何らかの影響を与える。
她 把 头发 剪短 了。
Tā bǎ tóufa jiǎnduǎn le.
彼女は髪を短く切った。
(長かった髪が、切ることによって短く変形したことを強調している)
動詞は処置の意味をもつ他動詞
目的物に影響を与える意味をもつ他動詞限定
老师 把 他 批评了 一 顿。
Lǎoshī bǎ tā pīpíngle yí dùn.
先生は彼を叱った。
“把”の目的語は特定のもの
“把”の目的語はふつう話し手と聞き手の間で何(あるいは誰)を指すのか特定できる事物です。
小孩子 把 那 本 书 弄脏 了。
Xiǎoháizi bǎ nèi běn shū nòngzāng le.
子供がその本を汚してしまった。
動詞はその他の成分を伴う
述語動詞はふつう単独で用いることはなく、動詞の重ね型にするか、動詞の後に補語、助詞“了”や“着”、目的語などの成分を伴います。
她 把 毛衣 脱 了。
Tā bǎ máoyī tuō le.
彼女はセーターを脱いだ。
你 把 这个 包 提着。
Nǐ bǎ zhèige bāo tízhe.
このカバンを持っていなさい。
能願動詞などは“把”の前に置く
能願動詞(助動詞)、否定を表す“不”や“没(有)”などは“把”の前に置かれます。
你 应该 把 这 句 多余 的 话 删掉。
Nǐ yīnggāi bǎ zhèi jù duōyú de huà shāndiào.
この余分な言葉を削るべきです。
次の場合は“把”構文を使って表現するしかない。
A. 結果補語“在”“到”などの後に場所を表す語が置かれ、動作や行為を行った結果、目的物がその場所に「存在」「到着」するという意味を表す場合
老 许 把 钱 存在 银行 里。
Lǎo Xǔ bǎ qián cúnzài yínháng li.
許さんはお金を銀行に預けた。
B. 動詞が“成”“作”“为”などの結果補語を伴う場合
大家 把 他 选为 代表。
Dàjiā bǎ tā xuǎnwéi dàibiǎo.
皆は彼を代表に選んだ。
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